お金が無くて非常に困った時が大学4年生の冬
私は今30歳の男性で運送業に勤めています。
そんな私がお金が無くて非常に困った時が大学4年生の冬です。
私の家はシングルマザーという事もあり、常に金銭面で困窮した生活を子供の頃から送ってきておりました。
その為家にテレビもありませんでしたし、髪の毛も自分で切っていましたし、社会人になった今もその影響が抜けない為自分で切っています。
テレビに関しても見ない事が当たり前になっているので、妻がつけない限りは私からつける事はありません。
そんな生活ばかり送ってきたので、大学の進学代も当然奨学金で進学しました。
ですが大学を卒業する前に一般的に取得しておかないといけないものがあります。
それが自動車免許です。
学生時代の内から運転免許ローンを組むのなんて嫌だった
正直学生時代の内からこんな運転免許ローンを組むのなんて嫌だったのですが、社会人になったら今みたいにお金に困る事は無いだろうという単純な考えで半年返済の月々3万円を支払う運転免許ローンを組みました。
支払い月は卒業して初任給が入る5月からという設定にしました。
一応大学の新卒の初任給の平均が20万円前後といわれている中で、その平均額以上のお給料を頂いたのですが、学生時代と違って色々な所にお金がかかる社会人からしたら毎月の3万円の返済はとても厳しいものがありました。
家にお金も入れなくてはいけませんし、一人暮らしでしたので家賃や光熱費や携帯電話代等、シャンプー等の日用品や食費を考えると本当にカツカツな生活で苦しさが学生時代と変わらないという現実が襲ってきました。
むしろ付き合いが学生時代のノリとは違い、参加できないという選択肢が存在しない為その出費も学生を卒業したばかりの私にとってはとても辛い出費理由でもありました。
20万円位貰うんだから、月々3万円払ったって17万残るんだから大丈夫という安易な考えは1ヶ月目から吹き飛びました。
そして結果途中途中返済が遅れてしまったりという事もあり、返済が終わるまでの半年間がとても長かったのを今でも覚えております。
お金の辛さは厳しい
こんな苦しみも一般的な家庭に産まれていたら無かったんだろうなとふと思い出したりするとどうしても悲しくなります。
周りの人がやっている普通の事が味わえないのです。
子供の頃はそんな事を払い除けて一匹狼を演じるなんてできませんので本当にお金の辛さは厳しいんだなとあの頃からずっと思っております。
あの苦しくて悲しい学生生活の思い出のお陰で自分は絶対にそういう生活をしないし、子供にはさせないと思う事ができたのでそれはある意味では良かったのかと思います。